あーーー

色んなことを仕方ないと思えるようになって、それは受け入れたこととも違って、でも明確にああそういうものなんだなと適応しかけている自分が怖くなる。この数年間自分の中にあった仕方なくなかったことは、そう歪んだきっかけがあったけれど、その歪みまで愛していたから、その歪みで愛せたものもあるから、だからそれでいいと思っていた。 同じような歪みを他人に感じることもあったのだけれど、でもそれって幼かったからあったことなんだと思う。薄々気づいていたから大人になりたくなかった。今もなりたくない。なんかさ、新宿とか渋谷とか池袋とか別に行かなくていいんだよ。高いカラオケ行かなくてもいい。地元の、タバコの匂いがする地下のカラオケ行って、マック行ってポテト食べるので全部十分だった。自分の思う幸せは一瞬で叶って過ぎ去りかけている。まだこの先の夢ないよ。なのにみんな進んでて意味わかんない。進路とかはそりゃあ決めるけどさ、もっと根本的なとこ、東京に住みたいとかそういうこと。綺麗な夢を無邪気に信じられなくなって、ほんとのこと分からないといけないって、大人になるってなんだよ。どうしたら歪な夢持たずに生きていけたかわからない。自分だって途中まではちゃんと分かっていたはずの事なのに、もう全然分からなくなった。でも自分が信じてたもの、見ていた夢、全部途方もないほど綺麗だった。 一人で見る夢ならいつまで見たっていいけれど、他人が関わってくることだからずっと見ていられない。なんだって、綺麗な夢を見るためなら構わなかったのにね。全然恋愛とかじゃない、全部の振る舞い、関係、もっと広いこと